2008年12月
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大晦日 - 2008年12月31日(水)
午前中で仕事を終わり、帰ってきた。
朝は、もう少しで会社のゲートという辺りで、パラパラと音がして、雪が降り始めた。
やがて、みぞれになり、帰る頃には氷雨になっていた。
歩道はシャーベットが積もったようになり、危なっかしい。
シャーベットの下が凍っているところもあって、さらに滑る。
今日の夕方は6時に近所の日本人家族から夕食に呼ばれている。
帰宅後は、そそくさとパン一切れの昼食をとって、お正月の料理を作り始める。
といっても、筑前煮と栗きんとんだけ。黒豆は壜詰めを貰ったし。
必要であれば冷凍の肉などを料理すればいいか、と。
でも、明日の朝、お雑煮は作ろう。
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青空 - 2008年12月30日(火)
昨日に続いて今日の昼間も青空。
その代わり風は冷たく、朝夕の冷え込みもきつい。
どこのスキー場でも、天気はいいらしく、この経済危機という時勢にも拘わらず、クリスマス以来、この年末年始もホテルは予約でいっぱいだとか。
この先の不安などと言い立てても、なにも変わるわけでもなし、こんないい天気なら、スキーで楽しんで気分をかえるのもいいだろう。
明日は半日で終わって、夕食に招かれている。
半日で、簡単なお正月用の料理でも作ってからでかけるとしよう。
また、週末までのお休みになる。
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出勤しても - 2008年12月29日(月)
出勤をしている人もますます少なくなっている。
お昼も、普段ならキャンティーンに行き来する人が、歩道に沢山いるのに、誰もいない。
そもそも、構内を外に出るゲートが閉まっている。
それはそれとして、いつもの月末よりものんびりとしている。
そういえば、日本の会社は、もう休みに入っているのだ。
問題を上げてくるのは、インド、シンガポール、中国。
明日も一日仕事。
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少し長い週末の終わり - 2008年12月28日(日)
朝から風の音がして、今日も寒くなりそうだと思う。
お昼に近づいても空は灰色のまま。
試しに温度計を外に置いてみたら、マイナス3度だった。
午後には、毛糸の帽子、手袋もして散歩に出かけてみたけれど。
帰り際には、コートを通しても寒さがしみ込んでくる。
娘は、週に三回のアルバイトをしながら、物理と化学の自習をしているとか。
年末年始には、知り合い家族、義兄の家にお邪魔するとのこと。
とりあえず、なんとか順調に進んでいる。
少し長い週末のお休みが終わり、また明日から仕事。
でも、月、火と水曜日の午前中で仕事を終えて、またお正月になる。
今度は、二日も会社のお休みになるので、また少し長い週末になる。
水曜の午後に帰ってから、何品かおせちを作ろうかと思っているけど、できるかな。
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寒い一日 - 2008年12月27日(土)
また、寒さが戻り、今日はなんといっても風が強い。
今日は商店が開いているので、午前中に足りない食材などを買い足す。
そのついでに、来年一月分のトラム券を買った。
これも一年定期にすると、10か月分で買えてお得なのだが、この5年来、ずっと毎月ごとに、払い込む。
無駄毛処理という、不毛な時間も、相変わらず。
それでも、実生活のほんの合間のことで、なんら不都合はないのではないかしら。
午後に散歩。寒くて早々に帰る。
去年から貼ったままの不要なオーストリア高速券を剥がし、来年のスイスの高速券を、車のフロントガラスに貼る。
夕食は和風にする。
いわしの煮付け、ほうれん草とじゃこのお浸し、もやしと若布の酢の物、大根ともやしとマッシュルームのお味噌汁。トマトとりんご。残り物は、ひじきの煮物もあるし、食べごろになってきた自家製キムチも。
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ラ ショウドフォン - 2008年12月26日(金)
7時前に起きたのに、ベッドでうだうだしているうちに8時前になった。
で、さっそく朝食を作る。
今日も商店は閉まっているので、奥さんが何処かに行きたいと言うだろうと思っていたら、案の定、ラ ショウドフォンに行きたいと。
スイス時計産業の中心地で、時計博物館がある。
出かけてみると、ナビはメインの高速道路ではなく、ジュラ山地に沿うような田舎道を指示している。
途中で周りは、すっかり雪景色。なだらかに連なる丘が、真っ白になって。
先日の雪の頃には、すうごい積雪になっていたのだろう。道路の両側には、こんもりと雪が積みあがっていた。
ラ ショウドフォンでは、時計の博物館にまず入る。古今東西の時計が並べられ、機械仕掛けの歯車が動いているのを見ていると、面白い。
からくり時計は、現物は動いていなくて、ビデオだけだったのは残念だったけれど、きっと動かし続けるのは難しいのだろう。
お休みの日のことで、普段は職人さんの手作業も見られたらしいけれど、今日は誰もいない。展示されている道具類などを見ていると、どんなにか細かい作業なのか、想像を絶する。
隣の美術館にも行って、街中で軽い昼食。
美術館で訊くと、今日はどこもお休みじゃないかな、と言われ、教えられたところ辺りで、どうにか開いているカフェに入った。
食事のメニューは今日はなくて、ショーケースのサンドウィッチだけ。
お昼だから、それでいい。
外は、マイナス4度とか。ここも、街路の端にはうず高く積み上げられた凍った雪。道路の端々は、凍り付いていた。
この町は、他のスイスの町のように広場を中心とした放射線状ではなくて、碁盤目のように通りが走っている。
一度大火事にあって、町を建て直したとか。
その代り、アールヌーヴォーの建物が随所に残っている。
建築家のコルビュジエは、この町で生まれたそうだ。
夕方帰って、シャワーを浴びて、カフェでしみついてしまったタバコの匂いを落とす。
夕飯、肉詰めピーマン、たらこスパゲティ、ほうれん草、マッシュルーム、コールラビのスープ、柿とトマト。ひじきの煮物も。
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どこもお休み - 2008年12月25日(木)
昨夜は早くに眠ってしまったけれど、今朝は7時過ぎまでゆっくり眠った。
雨の音が聞こえていて、そとは暗い。
お昼前から、奥さんと町まで出かけた。
今日、明日とお店はお休みなので、一部のレストランなどが開いているくらい。ひっそりとしている。
ミュンスターの聖堂も、朝にミサがあったらしいものの、午後は閉まっていた。観光客らしい人が、扉が開かないのを確かめてあきらめてゆく。
自然歴史博物館に入って、特別展を見た。ハエとか蚊とか。
常設の鉱物を見ていると、とてもきれい。
閑散とした町のなかを一回りして、美術館のカフェで、軽い昼食を食べて、ついでに美術館も一巡りする。
帰りは風もでてきて、冷え込んできた。5度くらい。
夕食は和食にしよう。ひじきを煮て、ほうれん草のお浸し、納豆、魚の干物、お味噌汁。
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お休み前 - 2008年12月24日(水)
午前中で仕事を終えて帰る。
トラムも昨日よりもさらに人が少なくなって。
会社に向かう歩道にも人影がなかった。
帰宅してから、残り物のパンとお味噌汁で簡単にお昼を食べて、買い物に。
今日は夕方早くに閉まってしまい、明日、明後日とお休みになってしまうので、二日に足りるものをと買う。
クリスマスイヴに鶏を丸ごと焼こうかという考えもあったけれど、二人では小さな鶏にしても多かろう。
奥さんが、すでに骨付き鶏腿肉の二つ入りを買ってきていたので、それをオーブンで焼くことにする。
とりあえずタレに漬け込んであるので、しばらくしたら副菜の支度をして焼こう。
さっき、ひさしぶりにHPのトップを冬らしく更新した。
先日、昔少しの間使っていた、レンタルチャットのリンクが健在なのを知った。
また誰かとお話もできるだろうか、と「談話室」を復活させてみた。
とはいえ、うちのメインから入るひとも珍しかろう。
ここにもリンクを。
http://www.avion.co.jp/jetchat/chatpage.php3?00139169
なるべく網を張って待っていようかと思います(笑)
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明日まで - 2008年12月23日(火)
朝は霧の中。
クリスマスの飾りの光が、かすんで見える。
明日から学校は休みになり、会社でも明日から年末年始にかけて休みを取っている人が多い。さらにオフィスは静かになる。
近所のCOOPは、明日の夕方まで営業して、25、26日とお休み。
明日の午後には、二日分の買い物をしておかなくては。
日本から、乾物と丹波の黒豆と栗の壜詰めが届いた。
黒豆は煮なくてすむ。
お正月の料理に何を作ろうかと、今から考えている。
明日は午前中会社に行き、日曜日までお休みになる。
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お休みの始まり - 2008年12月22日(月)
今朝、学校の授業期間中に走るエクストラのトラムが、まが動いていた。
もう今週から学校も休みになると思っていたので、意外な気がした。
その代わり、車両は一両短かった。
多くの会社で、もう休暇をとる人が多く、トラムも空いている。
お昼に会社のキャンティーンに行くと、そこもカフェテリアも半分は閉鎖していて、それでも空いたテーブルが目に付く。
会社のカレンダー通りに、わたしも明日と明後日の午前中で、今週は終わり。
そのせいか、なんとなく気分はのんびりとしている。
クリスマスマーケットは明日まで。
夕方の町は、まだ人々で溢れている。
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クリスマス前 - 2008年12月21日(日)
少し寝坊して9時に起きる。
朝食の後、日課のドイツ語の勉強をすませ、ゴミ集めをしたり。
シャツのアイロンかけもして。
午後には、奥さんと隣町まで散歩。
そこの教会と大聖堂を見て、バスで帰ってきた。
空は曇っているけれど、寒さはやや緩んでいる。
そのつもりでセーターを着ずにコートを着ただけだったので、さすがに寒かった。
クリスマス前の最後の日曜日で、今日は日曜日なのに近所のCOOPが開いていた。
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魚 - 2008年12月20日(土)
買い置きの魚がなくなってきたので、午前中はフランスへ買い物に行く。
いわし、白身の魚をそれぞれ何パックかと、生食可だと店員がいうので、鮪も買った。
クリスマス前で、品揃えもプレゼント用やパーティ用という感じの商品が並んでいた。
うちも、ついでに鴨のマグレと牛ステーキ肉の特売品を買う。
みんなしばらく冷凍になるけれど。クリスマスとお正月に使おう。
突然のことに、近所の友人を夕食に招いた。
予定していた鮪とアボカドで散らし寿司。
副菜を適当に用意した。じゃがいもバター、カリフラワーのごま醤油マヨネーズ和え、わかめと麩とねぎのお吸い物、ラディッシュの漬物、トマトと果物(りんご、柿、キウィ)。
もう少ししたら、最後の仕上げ。
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引越し - 2008年12月19日(金)
お昼頃に雨。
残った雪が、また融ける。
肌を切るつけるような寒さも一段落したところ。
来週半ばまで少し暖かくなり、マイナスにはならないようだ。
昼間、仕事のグループが変わるため、またオフィスを移動する。
この数年間で何回移動したか。
今回の部屋は、前よりも狭くなった。
机は大きいのだが、そのために空間を圧迫している。
持ち物などを運んで、とりあえず仕事のできる格好になった。
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ビール - 2008年12月18日(木)
雪は、すぐに溶けてゆく。
これからは少し暖かくなり、雨が溶かしてしまうらしい。
ホワイトクリスマスにはなりそうにないとか。
今日の夕方は、日本人の友人たちとビール。
地ビール工場の中の直営店で。
通りかかっても、ビールを飲める店があると分かりにくい場所なのだけれど、結構賑わっていた。知る人ぞ知るところか。
いろんな種類の生ビールを、たらふく飲んで、お腹がいっぱい。
何か食べなくてはと注文した白ソーセージも、思いのほか美味しかった。
付け合せはジャガイモサラダ。すっかりドイツ風。
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再び雪 - 2008年12月17日(水)
朝のトラムが市内にはいって、窓の外を見ると、ちらちら雪が漂っていた。
今日の天気予報は、午後に雪だったな、と思い出した。
会社についてしばらくして、窓の外をみると、本格的に降り出している。
しばらくするうちに、道も真っ白になった。
午前中一杯降り続き、午後も遅くになって止んだ。
凍って残っていた雪の上に、また雪が覆い。
この分ではクリスマスまで残りそう。
ホワイトクリスマスになるかな。と、新聞にも書いてあった。
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眼鏡 - 2008年12月16日(火)
先日眼鏡の蔓が壊れて、修理に出してあった。
明日取りに行くことになっていたが、明日も明後日も都合が悪くなったので、一日早いけれど、もしも出来ていたらと思い、店に行ってみた。
運良く既にできていて受け取ることができた。
片方の蔓が壊れて、同じものはないので別のものと交換するということになってたので、よく似たものにしいてくれていると思ったら、似ても似つかないものになっていた。
蔓の端のビニールカバーは、同じ色のものにしてくれていたのだが。
ちょっと見には目立たないとは言え、右からと左からでは、全く違うのだ。
非対称のデザインと思えばいいのか...
日本でなら、両側同じものに取り替えてくれそうなものだ。
いつまで経っても、外国にいるという驚きがある。
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手数料 - 2008年12月15日(月)
昨夜は寒くて、早々にベッドの中にはいった。
今朝も、通勤のトラム待ちの時間には、足元から冷え込んでくる。
残った雪は凍りつている。
日曜日の夜に出かけた奥さんは、トラムで手袋と帽子を忘れてしまい、忘れ物を届けた。インターネットでフォームを記入して送れば、返事がメールで帰ってくるというシステムは便利なのだが、まだ返事はない。
直接窓口で探してもらうと、見つかる見つからないにかかわらず手数料がかかるので、この方法ならコストはかからないのだが。
でも、見つかったとしても受け取りには手数料がかかる!
問い合わせの電話ですら、一分100円程度の手数料がかかるんだから。
日本では考えられないサービス。
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二回目の - 2008年12月14日(日)
昨日夕方、近所の友人から電話。
その奥さんと子供達は、ちょうどその日から一足先に日本に帰国していたので、ついでにと夕食に誘った。
もともと家だけの予定だったので、ありあわせのもので、一人分多く準備する。
娘の大学合格の知らせもあったので、お祝いと称して、夜更けまで飲んでしまった。
今日も寒い一日。
この冬二回目のキムチ漬けをする。
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雪が残る - 2008年12月12日(金)
今朝になっても、少し雪が舞っている。
地元紙のサイトを見てみると、山間(とはいってもほんの近くなのだが)では、まだ道路が閉鎖されているところもあるようだ。
午前中は、切手を買いに出かけたり、クリスマスカードを書いたり。
午後に、ドイツ語教室に出かける奥さんと一緒に、途中のトラム駅まで車で行って、駐車場に止めて、そこから散歩がてらに歩いて帰った。
アパートの裏庭では、親子が雪だるまを作っている。
夕方、日本人オルガニストの演奏を聴きに、町の教会まで出かけた。
近辺の日本人が沢山集まってきているという感じ。
結構、みんなつながりがある。
一家族と、軽い夕食を食べて帰った。
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雪道散歩 - 2008年12月11日(木)
昨日から、雪はずっと降り続いている。
ドカ雪ではないけれど、それなりに木が雪の重みで倒れたりという被害もでているようだ。
近所のドイツへ日帰りスキーでも、思っていたのだが、今も降り続く雪で、中止。ただ寒さに躊躇してしまった。
午後には、奥さんと一緒に散歩に出かける。
車道も歩道も、結構除雪しているのは、雪の多い地方ではないにもかかわらず、ちゃんとやっている。メインの道路だけではなくて、はずれの小道ですら、小型除雪車のキャタピラの跡が残っているのだ。
でに、さすがに公園の中は、何人もの踏み跡はついているものの、真っ白な世界。静か。
木の枝が重そうに垂れて。
赤い実が、黒い枝についたまま、雪を被っている。
川には、鴨や白鳥が物欲しげに漂って。
こんなに寒い雪の日には、どんな餌があるのだろう。
岸辺の草をむしっているみたい。
川の反対側の町にでて、一休み。
カフェでグリューワインを飲む。
それからバスに乗って帰った。
夕食は、春巻き。
具の準備などを済ませて、シャワーを浴びた。
あとは具を包んで仕上げにかかるだけ。
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雪の日、いろいろある - 2008年12月10日(水)
夜中あたりは、まだ、ぽたぽた雨だれのような音がしていたけれど。
明け方には、地面も白くなって、あきらかに雪に変わった。
朝も、ずっと降り続いているけれど、まだ道路は大丈夫。
午前中に、少しだけ食材などを買い足す。
それから、屋内温水プールに泳ぎに出かけた。
入った当初は、それほど水温も冷たくないと思ったのは、外が寒かったせいだろう。
ちゃんと泳ぐのは一年ぶり以上か。最初100メートルを一気に泳いでからは、一回折り返しの50メートルずつを繰り返す。
もう、最初から数える気持ちもなかったので、いくら泳いだか分からない。
多分、600か700か。
以前、日本で毎週泳いでいた頃は、一回の距離を数えていて、一回一キロを課していたのだった。
今日は、休み休み泳いでいて、最後は寒くなってきた。
このプールには、近辺の温泉のように、こじんまりしているけれど、野外に暖かいジャグジーがある。
泡の出る横たわるデッキ、水流が回るプール、水流の出るマッサージなどなど。小規模ながら、なんでも揃っている。
そこでしばらく温まり。とはいえ、露出している頭が冷たくなって、ときどき潜らなくてはいけなかったが。
帰りの、高速のサービスエリアで、昼食をとり。午後に人と約束のある奥さんを送って、自宅に戻った。
途中で交通規制があり、いつもの沿線のトラムで事故でもあったのだろうか。
裏道に回るしかなくなった。
もうそろそろと思い、髪を染めた。
染めている最中に、電話がかかってきて、奥さんが落としたバッグを預かっているという。財布も、証明書も、携帯も全部はいっていると。
奥さんを送っていった先のビルの、美容院から、落し物を預かったと。
慌てて髪を洗って、取りに行こうと、シャワー中に、また電話。
奥さんから、バッグが戻ったから、という報告。
慌しくて、ちゃんと染まる時間があったのかなぁ。
夕食は、手羽の鍋物。
手羽と昆布と一緒に火にかけて、煮立ってから途中で昆布を出して。
ニンニク、生姜、塩などで一時間ほど煮込んだところ。
もう、野菜は切ってあるから、後は、中華麺を茹でて。
いくつかのレシピをアレンジしてみた。
さて、どうなるのかと思うけれど。
シンプルな構成だから、美味しいはず。
まだまだ、外では雪が降っている。
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自動演奏機械 - 2008年12月09日(火)
お昼前から、山間にある自動音楽機械の博物館に行った。
この夏には一人で訪れたところ。
受付で、あと10分でガイドツァーがあり、それに参加しないとちゃんと見れないと言われる。ドイツ語の勉強ついでにいいかと参加する。
他には、老人ホームの催しなのだろうか、車椅子と杖にすがった老人たちのグループ。スタートの前に、ガイドの人が、標準ドイツ語かスイスドイツ語かどっちがいいかと訊ねるので、標準ドイツ語で、と言う。
他の参加者に、標準ドイツ語でいいかと、ガイドさんは訊ね、それでいいと、ある老人は、あぁ、書き言葉ね、と答えていた。
夏の時には、小さなたいして見るところのない博物館だと思っていたけれど、ガイドツァーでは、鍵のかかっているいくつものホールを案内されて、説明とともに、実際に自動演奏機の音を聞かせてくれる。
一時間に渡るツァーの間、退屈することもなく見て、聴いてまわれた。
タイタニック号の姉妹船だったブリタニック号のサロンに据え付けられていたという、自動演奏機能つきのパイプオルガンは圧巻だった。
こんな大仕掛けが客船に乗っていたとは、驚くばかり。
今は展示の外装などは、付け替えられ、元は紙にパンチされた楽譜も、コンピュータ管理になっているが、音を奏でるパイプなどの機構は、オリジナルのままだという。
夕食は、昨夜の残り物のリメイク。
スモークサーモンは、クレソンの芽に、ラディッシュの塩もみを加えて、散らし寿司んい。ブロッコリ、芽キャベツ、じゃがいもは、アーリオオーリオペペロンチーノ。野菜のスープを作る。
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日本人 - 2008年12月08日(月)
さて、今週もお休み。
これで年内に有給休暇の残りが10日になって、上司から減らすように言われていた条件に達する。
日本にいた頃より休暇は取っていたのに、沢山残ってしまっていたんだよね。
今朝、夢うつつで今晩はお寿司を食べたいと思った。
確かCOOPの冷凍品で、握り寿司セットがあったはず、高いけど。
それと、熱燗の日本酒も飲みたいと、突然思った。
この5年間、日本酒を飲みたいという気分になったのは、初めてかもしれない。
で、午後にドイツ語クラスに行く奥さんと一緒に町に買い物に出かけた。
大方の買い物は、午前中に済ませてあるので、目的は日本酒。ついでに、春巻きの皮でも、と思う。
散歩ついでと、途中の無料駐車場に車を停め、そこから歩いてゆく。
一時間ほどで、中央駅の裏に到着。
奥さんを、ドイツ語教室に見送り、わたしはアジア食材店で、日本酒を調達。松竹梅なんだけれど、製造所はアメリカ。そんなところでも宝酒造はあったのね。
ついでに、春巻きの皮も買う。
夕食は、手巻き寿司。
COOPで買ったセットの、いか、たこ、えび。それに、スモークサーモン。
ツナ缶。きゅうり。梅干を刻み。貝割れ菜代りに、クレソンの若芽。
野菜具沢山のお吸い物を作って。
ブロッコリと芽キャベツを塩茹でして、おかか醤油和え。
お銚子の熱燗を、お猪口で飲んで、幸せな気持ち。
日本人とこだわることはないと思っていたけれど。
心底で、やっぱり日本人と思った次第。
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昨夜 - 2008年12月07日(日)
昨夜は、お客さん。近所の日本人の二家族を招いて夕ご飯。
一家族は、最近やってきたばかりの人たち。
朝から買い物をして、お昼ごろから準備にかかる。
昨日は聖ニクラウスの日だったので、子供たちにはチョコレートとキャンディの小さなパックも、プレゼントに用意した。
献立は、ゆで卵入りミートローフ、おでん、炊き込みご飯、あんとマロンクリームのパイ、フルーツポンチ。それに、コールラビの浅漬けとキムチ。
パイは市販の生地を延ばして作ってみた。焼く前は、どうにも不恰好で失敗かも、と思ったけれど、焼きあがってみれば、多少形はいびつながら、それなりに出来あがった。
お客さんから、お稲荷さん、かぼちゃとレーズンのサラダ、ラズベリーのケーキを頂く。
ワインは、クレマンでまず乾杯。スペイン、サンテミリオン(お客さんに頂いた)、ポルトガルと赤を三本あけて、最後にジュラのサヴァニャンの白。
合計五本も飲んでしまった。
今日はゆっくりと過ごし、夕方に散歩に出かけてみたくらい。
残り物があるから夕飯はトマトとりんごを切るだけ。
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27年 - 2008年12月05日(金)
朝の出掛けに、奥さんが、今日は結婚記念日だね、と言った。
なんだ、ちゃんと覚えていたんだ。
実は、夕方帰るときに、シャンパンか花か、小さな贈り物でも買って帰って、忘れていたら驚かせてやろうと思っていた。
同僚に、そんな話をしたら、女はそういことは覚えているものだ、と。
今日は、聖ニコラウスの日の前夜。クリスマスイヴのようなもの。
お昼のキャンティーンから戻るときに、毎年恒例で人型のパンを貰った。
同僚は、それを結婚記念日のプレゼントにしたら?と言って、お互いに笑った。
そんなわけにもゆくまい。
自分の趣味も合わせて満足のゆくように、クラブツリー&イヴリンの、サマーヒルシリーズのハンドクリーム、ウィステリアのオードトワレを選んだ。
ハンドクリームは奥さん専用、オードトワレは共用で(とはいっても、フレグランスを使うのは、もっぱらわたしだけだけど)。
夕食は、いつものまま、変わりなかった。
結婚記念日らしい雰囲気も、なにもなかったけれど。
その後に、プレゼントを出したら、やっぱり嬉しかったみたい。
もう、27年目。
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判断 - 2008年12月04日(木)
夕方から雨になった。
傘をさしてトラム待ちをしていると、かなりの雨が、風で斜めから降ってくる。
こんな時に限って、トラムがなかなかこない。
信号の向かい側の路線に先にやってきたので、あれに乗っていって乗り換えたほうがいいだろうか、と考えてみる。
けれど、乗換えがすぐだったらいいけれど、また待たされるのなら、このまま待っていよう。それに、信号は赤だし。
その判断が正しかったのかどうかはわからない。
もう数分待ってからトラムに乗った。
コートが少し濡れていた。
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キムチを試す - 2008年12月03日(水)
先週に比べて、厳しい寒さが緩んだ。
マイナスにならないし、昼間の空も明るい。
池に張っていた氷も溶けただろう。
先週に漬けたキムチを開けてみた。
まだ発酵が進んでいなくて、かなり辛いけれど、結構美味しい。
海老風味の唐辛子粉を使ってしまったので、海老っぽい味がするけれど。
試しに使ってみたアミの塩辛(チンチャロ)は、うまく行ったようだ。
買った中華食材店の棚には沢山並んでいたから、定期的に入れてくれていrなら、これからも容易に手に入るだろう。
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請求書 - 2008年12月02日(火)
今日も忙しく一日が終わった。
仕事をしていると、他に気持ちが向かないし、終わってしまうと、慌しかったという以外に、なんの感興もない。
トラムの中で本を読みながら帰る。もう暗い道には、オレンジ色の光がぽつんぽつんと灯っている。
夕方、車の修理が終わった。
朝電話をして確かめたけれど、やはり修理費は、1900フランほどかかるらしい。後は請求書が届くだけだ。
これで、当分大きな修理がなく過ぎてゆけばいいんだけれど。
先日の歯医者の請求書も来た。こっちは200フランちょっと。保険が効かないし、これで済んだと思えばほっとする。
これから来年の始めにかけては、他の保険などの請求がやってくる。
11月の給料では、約一ヶ月分が多く振り込まれるのだが、これはこうした年一回の請求や税金の支払いのためらしい。
日本のように、夏と冬のボーナスがあるわけではなく、年俸を13ヶ月で割って、11月に2ヶ月分支払われるという次第。
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クリスマスが近い - 2008年12月01日(月)
久しぶりに目覚まし時計の音で目覚める。
このところ夜中にお腹が張ってしまい、何度も目覚めるのは相変わらずだけれど、よく眠れたほうだった。
会社に行ってからは、ほどなくいつものペースになる。
今週一週間行って、また来週はお休みだけど。
それで年内に有給休暇の残りが10日になって、約束をクリヤーできる。
夕方、町のクリスマスのイルミネーションを、トラムの窓からみた。
オフィスのビルの玄関にもクリスマスツリーが飾られて。
個人の家でも、すでに飾りつけがされている。
クリスマスが近いと実感する。