2006年10月


*********************************************************
オークション - 2006年10月31日(火)

奥さんはネットのオークションで買ったアンティークの椅子を受け取りに行ってきた。
フランス語圏んお湖の近くの街まで二時間ほどのドライブだったらしい。
椅子をもう一脚売りつけられたと言って、二脚を持ち帰ってきた。
いい買い物をしたと満足な様子。
他にも落札はできなかったものの、入札をしていたらしい。
日本だとYahooのオークションが主流なのだろうか。
奥さんのやっているのはスイスのフランス語のサイトらしい。
オークションって、はまるようだな。


*********************************************************
秋の風物 - 2006年10月30日(月)

冬時間になっても、朝はやっぱり暗い。
夕方も、もう早くに暮れてしまうのだ。
広場に設営された遊具やテントに明かりがともって、黄昏の空の下、少し物悲しいようなたたずまい。
街角には焼き栗のスタンドが立つようになった。
これも秋の風物。



*********************************************************
冬時間 - 2006年10月29日(日)

今日から冬時間になった。
目覚まし時計だけは昨夜のうちに一時間遅らせておいた。
朝7時、昨日ならもう8時なんだけれど、まだゆっくりしていてもいいんだ、と得した気分。

午前中に、またフリーマーケットに出かけた。
デューラー、アンカー、セガンティーニの画集を買う。
それぞれ10フランほどで、とても安い。
特にデューラーのは、15フランだったけれど、60年前のイタリアでの印刷で、本自体がアンティークのよう。

昼食は冷凍のタルトフランベを焼いて済ます。
昼間だけれど、アルザスワインのゲビュルツトラミネールを開ける。
同じアルザス地方のタルトフランべとは、さすがに相性は抜群で、おいしくいただいた。

雨が降りそうな中を散歩に出かけて、ついでに農場の無人販売で卵を買って帰る。農場で採れた手ての新鮮な卵は、生食ができるのだ。

後はシャワーを浴びてから、夕食を作るだけ。
賞味期限切れになってしまっていた乾燥蓮根を使って、今日は和食にする。
いり鶏、ほうれん草のお浸し、茸の味噌汁の予定。

雨がちな一日ではあったけれど、なんだか充実していた気分なのは、一時間得したからかな。


*********************************************************
お休みなのに - 2006年10月28日(土)

なぜか早く目が覚めて、もう眠れなくなる。
ベッドの上で、だらだらしていたのも限界で、7時過ぎに起きた。

午後に奥さんと一緒に、近所のフリーマーケットに行った。
奥さんは、暖炉掃除の鉄製のセットを買った。
何に使うのかと訊くと、テラスの掃除に使うのだとか。
他に食器なども買っていた。

一人、先に帰る。
途中で散歩コースを行く。
秋の林の小道は、落ち葉が敷きつめられて。
しんと、している。

夕食。
いわしのソテー(パセリいっぱい)。
ほうれん草とタマゴ茸のソテー(いわしと一緒で、オリーブオイルとにんにくたくさん)。
野菜のスープ煮(ズッキーニ、三度豆、人参、黄ピーマン)。
トマト、りんご、柿。


*********************************************************
秋のお祭り - 2006年10月27日(金)

街の中のあちこちの広場に、もう遊具やお店のテントが組みあがっていた。
秋のお祭りは明日から始まる。
近所に大きな遊園地といえば、ドイツにあるくらい。
絶叫系の遊具とはいえ、日本では身近な遊園地で珍しくもないもの。
それが一夜にして何もなかった広場に現れるわけで、それはそれで乗るのに勇気が要りそうだ。
でも、事故があったとは聞いたことがない。
そういえば、今年もミュンスターの前の観覧車はあるのだろか。
街の中の一番高い丘の上に建つので、てっぺんからの景色は、さすがにいいそうだが、まだ乗ったことがない。
考えてみたら、ミュンスターの塔のてっぺんにも上ったことがないのだった。

ワインメッセも、もう開催されている。
フリーマーケットもしばらく前からあちこちで開かれている。
あと一ヶ月もしたら、クリスマス市が始まるのだが、今は秋のお祭りの季節。




*********************************************************
眠り - 2006年10月26日(木)

夜10時過ぎにはベッドに入る。
少しなにか本を読んでから眠りにつく。
大抵12時過ぎに一回、それから2時とか4時にも目覚めることがある。
起きるのは6時半。
沢山夢を見る。
時に起きているのか、眠っているのかわからない時があって、それはそれで面白い。
夢とうつつの入れ子。


*********************************************************
12月のこと - 2006年10月25日(水)

例年なら、そろそろ12月の一時帰国の計画を考え始める頃。
本など、日本から持って帰るものを注文したり、持ってゆくお土産を考えたり、滞在中に友人たちと会う計画などをたてたりしていたのだ。
今年は文鳥と一緒に留守番なので、一人で作る平日の献立などを考えてしまう。
一人だと、それに平日会社から帰ってからだと、作るのが億劫なのは目に見えている。
簡単なものや、週末に作り置きができるもので、なんとかしなければと思う。
それよりも、その頃は仕事が忙しくなって、今のように早く帰宅できないかもしれないかもしれない。
年末年始の連休があるわけでもなく、なんとも意気があがらない。


*********************************************************
紅葉 - 2006年10月24日(火)

日本の野山のようではないけれど。
秋にはやっぱり紅葉する。
カナダの国旗のマークのような葉っぱをよく見かける。
近所には短いイチョウ並木があって、葉っぱが散ると、それでも結構きれいに歩道が彩られる。
蔦の葉っぱも、壁一面に赤くなったりする。
ポプラもあるし、落葉樹は森に沢山あるのだ。
バラの実も赤くてかわいい。
草木の名前をたくさん知っていたら、もっと楽しいだろうな、と思う。


*********************************************************
ワイヤレスキーボード - 2006年10月23日(月)

使用中のワイヤレスキーボードのタッチがどうもよくない。
不要な文字が入りがちだし、思っていないところで改行したり。
もう少しゆっくり打ち込めばいいのだろうが。
そもそもドイツ語キーボードなので、IMEでアルファベット二文字を組み合わせて日本語変換入力することに適していないのだろう。
それにしても、PC本体のキーボードもドイツ語っだけれど、そっちのほうが、まだ打ち込みやすい気がする。
もう少しよく探してみたほうがよかったかも。


*********************************************************
散歩 - 2006年10月22日(日)

おだやかな、暖かい一日になった。
午後に散歩に出るときに、ジャケットを着ていたのだけれど、すぐに脱いで手に持つことになった。
昨日の雨で濡れた森の小道を歩いた。
ところどころ黄色くなったり赤くなったりしている木々を見ながら。
たまに出くわす散歩やジョギングの人々以外は、ただ静かな道が続いているばかり。
夏の間うるさいばかりだった鳥たちのさえずりが、なんだか聞こえない。
湿った石ころが、足元で音を立てる。
ざくざくと、歩いていた。


*********************************************************
ワイン - 2006年10月21日(土)

朝はフランスのスーパーへ買い物に。
娘が最近コントレックスを毎日飲んでいるので買いに行く。
やはりスイスで買うよりも多少安いのだ。
ついでに、魚とワインを買う。
通路にセールで積んであるもの見てみたけれど、有名産地のはフランスでもやはり高い。シャンベルタンの白一本24ユーロもする。
毎日ワインを飲んでいた頃のワインの6本分以上の値段だ。
見て回って、ヴォーヌ・ロマネ、マルサネイ、コート・ド・ジュラのを一本づつ買って帰る。
ロマネは、最近でも買わないような値段だったけど(でも19ユーロ)。美味しかったら、食事に呼ばれたときの手土産用にいいかも、と試してみようと思った。
一本20ユーロにもなると、ちゃんと試飲してから買いたいものだけれど。
アルザスなら、ちょっと出かけて、カーヴで試飲しながら買えるんだけどなぁ。


*********************************************************
懐かしい - 2006年10月20日(金)

ときどき、日本で住んでいた横浜の町を思い出す。
通勤で毎日通った道や、散歩で歩いた道、車で通った道。
色んな季節の花も、雨だったり、その時の出来事も、同時に。
もちろん、もっと記憶をさぐれば、それ以前のことも思い出すのだけれど、何気なく思うのは、一番最近のことなのだろう。
望郷というこでもないけれど。
やっぱり懐かしいのかも。


*********************************************************
今朝 - 2006年10月19日(木)

今朝は雨。
そんかわりに空気はしめって、寒さはやわらかい。
まだほの暗い中をトラムを待ちながら、傘をたたく小さな音を聞いていた。
線路の間の草は、まだ緑色に濡れている。
まだ冬までは間があるのだと思える。
寒ければ、もうすぐ冬だと思ったのは、つい昨日までだったのに現金な
ものだ。
とはいえ、やっぱり暖房は、もう必要だな。


*********************************************************
暗い - 2006年10月18日(水)

朝は、もうずいぶん暗い。
今月末、最後の日曜日には冬時間になって一時間繰り下がるのだが、それでもあまり変わらないだろう。
そうして、夕方も早くに暗くなる。
家の寝室の窓は昼間少し開いていて、夕食後に行くと少し寒い。
そこに自分のPCがあるので、日記を書いたりしてから眠る。
ベッドに入って、だんだん温まってくるのは好きだ。
夢うつつになって、そのまま朝を迎えると、でも、まだ暗い。


*********************************************************
コレステロール - 2006年10月17日(火)

さて節酒もコレステロールに気をつける食生活も、二ヶ月近くなった。
先週はお休みの間は毎日飲んでしまったけれど、たまには、と許す。
食生活は、ハム、ソーセージは食べないし、脂身の多い肉なども摂らないけれど、特に不便はない。
結局のところ、一番の変化は、アルコールの量が少なくなっただけなのだ。
休日に飲むのを、さらに少なくしたら、とも思ったりするのだが、やっぱり飲んでしまっている...

体重がさらに減る気配はない。低め安定といったところで、もう49キロになることはないみたい。
コレステロール値は、変化しているのだろうか。


*********************************************************
寒がり - 2006年10月16日(月)

今朝はトラムに暖房が入っていた。
座席付近は暖かくてほっとする。
オフィスでも、もうスチームが入っているかと試してみた。
しばらくしてヒーターのパイプが暖かくなってきた。
それでも、仕事をしている指先は温まらなくて、ときどき座っているお尻の下で暖めてみたり。

昼間も外は風があって寒い。
なんだか以前より寒がりいなったのだろうか。



*********************************************************
つくね - 2006年10月15日(日)

秋の一日。
なんにも変わらない週末。
午後に散歩。

夕食用に昨日買った肉は、鶏のつもりだったのに七面鳥だった。
七面鳥って、鶏よりも淡白なんだよなぁ。
つくねにしようと思っていたので、そのまま、オイスターソースでコクを出すことにした。
数日前から、缶詰のコーンを開けたのが残っていたから、それも使う。
小さくまとめたつくねができた。
コーンがぶつぶつでてるけれど。

ズッキーニと赤いパプリカを、オリーブオイルで炒めて、バルサミコで仕上げようと思ったのに、バルサミコがない。
ワインビネガーでやっていたけれど、やっぱり甘みが足りなかった。

まぁ、でも、娘がおいしいと食べてくれたので、それはそれでよかったのだ。


*********************************************************
鏡の中 - 2006年10月14日(土)

毎日、鏡の中の自分を見ている
肌の細かなことも、見えて

なりたい自分など
もう、あるわけはない
と、思ってみたり
しながら

なんだか
そんな わたし

少しは
かわいいのでは
ないか、と

それで
あした、ね

と、いう


*********************************************************
インターネット接続 - 2006年10月13日(金)

昨夜、いつものようにPCを立ち上げたのに、インターネットに繋がらなかった。
無線LANの設定の問題かと思い、モデムのポートにケーブで直接繋いでいたのだが、暫くして切断されてしまった。
よく見るとモデムのランプが妙な点滅の仕方をしていて、どうもしょっちゅうリブートをしているみたいだ。
今日の帰りに新しいモデムを買ってきて、早速設定をしいてみた。
ところが、モデムへのログインのパスワードを、説明書どおりに入力しているのに、認識してくれない。何回もやってみて、他にありそうなパスワードをいれてみてもだめで、あきらめた。
結局、買った店に持って行き、他のメーカーのものに交換してもらった。
それで再度挑戦。
今度の設定は、CDからウィザードを立ち上げて、必要な項目を入力してゆくと、接続状態のチェックをしながら構成をしてくれるという便利さ。
無事に設定を終えて、やっとネットに繋ぐことができた。
それにしても、無線LAN、4つのポートのルーター一体型のADSLモデムで、以前のものと比べて半額くらい。
電子機器は、年々性能が良くて安くなると、今更ながら実感した。


*********************************************************
休暇の最後の日 - 2006年10月11日(水)

今日まで休みをとっていたので、ゆっくりと過ごす。
でも、いつもの週末とほぼ一緒。
買い物、料理。
でも、散歩には出かけなかった。
四日間で1800キロのドライブで、ちょっと疲れているみたい。

旅行中はいつものシャンプーではなかったので、今日いつものシャンプーをして、コンディショナーを使うと、やっぱり感じがいい。


*********************************************************
帰宅 - 2006年10月10日(火)

土曜日の朝から、ほぼ一日がかりのドライブでオンフルールから始まった旅だった。

翌日には海岸に沿って北上して、エトルタ海岸を見学してから、フェカンでベネディクティンの製造の起源の博物館と三位一体教会を見学してから、ゴシック様式の大聖堂のあるアミアンへ。

その翌日は、北フランスのゴシック様式のカテドラルを見て回る旅。
ボーヴェ、ノワイヨン、ソワッソン、ラン、と巡ってランスに到着。
閉館間際の、夜のランスのカテドラルを見た。

翌朝には、ゆっくりと見て歩く。
ここランスの大聖堂には、シャガールのステンドガラスがある。

立ち寄った藤田画伯による絵のあるチャペルは、閉まっていて見れなかった。
帰る途中に城砦都市ラングルに立ち寄って、ここの古い聖堂を見て、その名もラングルという、名産のチーズを買って帰った。

いつものような長いドライブ旅行だったけれど、ナビが大活躍。
わかりにくい町の真ん中でホテルに案内してくれたり、間違っても、またちゃんと案内してくれるし、便利なことこのうえない。
見知らぬ町をドライブするストレスが、すごく軽減された。




*********************************************************
明日から旅行 - 2006年10月06日(金)

奥さんは今日の早朝からフランスへ葡萄の収穫へ。
去年も一日行っていたのだ。
実際に収穫の手伝いではあるのだけれど、半分以上は楽しみともいえるだろう。
昼食には、そこのドメーヌのワインが供され、お土産のワインを貰ってきた。
それが労働の対価である。

さて、明日から4日間、フランスの北西部を旅行してくる。
シャンパーニュ地方にも立ち寄るので、おいしいシャンパンも飲めるかな?
生産地であっても高いだろうけど。

その間、日記はお休みです。


*********************************************************
体重 - 2006年10月05日(木)

ズボンがゆるくなってきた。
体重は、一キロほど減って、47から48キロで安定している。
ウェストが少し痩せたようだ。
やはりカロリーの摂取が減っているからだろう。
ワイン1本は、600kcal ほどあるようなので、平日の5日間は以前に比べて、それだけを減らしていることになる。
それ以外に、肉を減らして野菜を増やすようにしているので、その分も減っているはず。
この辺りが限度かもしれないけれど、週末のアルコールをなくせば、もっと減るかもしれない。


*********************************************************
季節 - 2006年10月04日(水)

通勤の時には、曇っていただけだっだのだが、午前中には雨になっていた。
同室の一人が、去年の今頃はこうではなかった、と言う。
毎年いつものようではない天気だ言う、とわたしが言い、笑いあった。
降らない時期に雨が降り、寒い時期には暑く、暑い時期には寒い。
あるいは、寒い時期に恐ろしく寒かったり、逆もあったりする。
世界的に天候がおかしくなってきたとは、よく言う話だ。
それでも、きっちりと秋から冬へと移り変わってゆく。
もう最低気温は10度を切り、もうすぐヒーターが恋しくなりそうだ。





*********************************************************
セリーヌの作品 - 2006年10月03日(火)

国書刊行会から出ている「セリーヌの作品」という、フランスの作家、L.F.セリーヌの全集がある。
20年以上も前に刊行済みの巻を買い揃え、残りも刊行され次第買うつもりだった。
ところが、なかなか次が出なくて、何年も経ってから、いつの間にか出されていた巻に気づいて買ったりしていた。
予約をしようにも、次がいつ出るのかわからないと、できなかったのだ。
結局二巻を欠けたまま、日本を離れてしまった。

今朝、夢で全巻完結しているという夢を見たような気がして調べてみると、確かに完結しているではないか。
これは是非とも買わねばなるまい、と思って帰宅。
奥さんに言うと、ずいぶん以前にそう言ったではないか、と言う。
そんな記憶はなかったのだが、酔っ払っているときか、寝ぼけているときにでも聞いて、そのまま意識の外になっていたのが、たまたま戻ってきたのだろうか。


*********************************************************
秋休み - 2006年10月02日(月)

地元の学校は、今週から秋休みにはいったようだ。
いつも乗る、学校のある日だけ運行するトラムっが、今朝は来なかった。
娘の学校は来週から一週間とちょっとのお休み。
わたしも来週は月曜日から三日間お休みをとった。
11月からは忙しくなって、休みも取れないだろううから、今のうちにとっておこう。
今度の土曜日から四日間、フランスへ旅行にでかける。
奥さんがプランをたてた、大聖堂を見て回る旅なのだ。
先日買ったナビゲーターが活躍してくれる予定。


*********************************************************
お留守番 - 2006年10月01日(日)

奥さんと娘は、フランスの町のアンティークのフリーマーケットへ。
いつもの週末よりも早めに朝ご飯を準備して、見送った。

あいにくの雨で、散歩もできない。
うちの無線LANのセキュリティをアップしようと試みたけれど、わたしのPC以外が繋がらなくなってしまって断念。
もとの設定に戻した。
また今度トライしてみよう。

夕方、みんな帰ってきた。
天板に陶器の嵌め込んである小さな花台を買ってきた。
ちょうど、シャワーを浴びた後だった。

夕飯は、オリーブオイルで、いわしのソテーにしようと思う。
ニンニクとハーブ。
ほうれん草と人参を添えて。
もやしとマッシュルームと葱のお味噌汁。
かぼちゃの煮物。
大根、ナス、きゅうりの浅漬け。