2004年10月


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長い一日 - 2004年10月31日(日)

夜中に目が覚めたのでビデオデッキの時計を見たけれど変わってなかった。
なんだか寝つけなくなってしまって、おまけに奥さんは隣でずっとサイドランプを点けて本を読んでるし、5時頃(4時頃)に再度確認したけど一緒だった。
しばらくして奥さんが眠ったので、わたしも眠る。
朝は今日の時間で8時過ぎから、うだうだしながら9時には我慢できずに起きることにした。
いつのまにかビデオデッキは、正しい時間になっていた。いつ変わったんだ?
それから、家の中の時計を冬時間にセット。
朝食を作る。
お散歩。いつもの森は、あいかわらず静かで、お散歩の人たちやジョギングの人たちを見る。

娘は結局昼まで起きてこなかった。何度となく起したのに。
奥さんとわたしのために昼食を用意している間、娘はシャワーを浴びている。
昼食は、にゅうめん。
娘も少し食べたいというので、その分を考えて作った。
昨日フランスのスーパーで鶉卵を買ってきて茹でておいたのが役に立つ。
娘は、鶉卵の模様が気に入った様子。
昼食後、奥さんはプールに行った。
いつもは誘うのに、今日は誘ってくれなかった。
誘うのを諦めたのか、今日わたしが女性用のブラウスを着ていたからか。
ある意味誘われても困ったかもしれない。下着もキャミとお揃いのボクサーショーツの女性物だったし。

また、散歩。
今度は川のほうに行く。
やっぱり、お散歩の人たちがそれぞれに歩いている。

夕方、少しメッセをしてから夕食を作る。
その間に娘はどら焼きを作った。
あんこを作るのに柔らかくならなくて二日掛り。
本人が言うように甘納豆状態だったけど、できたてのどら焼きは美味しかった。

昨日フランスで買ってきた牛肉を焼いた。
脂身が少ないのはいいけれど、硬くなってしまった。

一時間お得な今日は、なんだか長かった。


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冬時間 - 2004年10月30日(土)

明日の未明、午前2時から3時にかけて夏時間から冬時間に変わる。
3時になる時に、また2時からはじまるということになると思う。
ビデオデッキの時計などは、去年自動的に切り換わっていた。
ディジタル時計なら、また2を表示してしまえばいいけれど、アナログ時計ってどうなるのかしら。
駅などにある時計は、2時59分から動いたときに、ぐるぐると針が戻ってしまうのか、と想像するとおかしい。なんだか見ていたい気がする。
そうすると、その時の列車ダイヤはどうなってしまうのだろう。
2時台の列車が二回来るの?不思議だ。

去年は、切り換わりをすっかり忘れていて、月曜日に会社についたのが一時間早かった。ビデオデッキの時間が自動的に変わっていたのを、反対に遅れていると思っていたくらい。
明日は一時間寝坊してもいい。
それから、家中の時計を合わせなくては。


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週の終わり - 2004年10月29日(金)

朝の暗がりを家を出ると、地面は濡れていて、また雨なのだろうかと思った。
ところが、トラム駅に立った目の前の中天に、白々と輝く月がでている。
まるで冷たい風だったけれど。
明るくなると、青い空が広がった。

週末最後の日は、きれいな秋の日で、長いワークショップの休憩時間に見下ろした中庭には、落ち葉が敷き詰められて、まだ木々は色づいていた。
開けた窓から、怜悧な風が入ってくる。

なんだか疲れた一週間だったけど。
まぁ、いいや、終わったし。


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雨に戻る - 2004年10月28日(木)

また雨に戻った。
朝の暗い中、雨も本格的に降っていた。
午後に一旦、晴れ間がでたので喜んでいたら、また空は暗くなった。

今日も一日中ワークショップ。
あんまり馴染みのない話題などが、どんどんディスカッションされるので、なかなか疲れるのだった。
予定より30分遅くなって、今日は終了。

こんな時に限ってメールも多いのだけれど、どれも他に問い合わせたりするだけ。
なんだか自分の仕事ってなんだろうかと思う。
プログラムを組んでいるほうが楽しいのに。

疲れた。


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おでん - 2004年10月27日(水)

週間の天気予報では雨の予報だったものの、今日は雨があがった。
夜中は雨脚も強かったのか、舗道には落ち葉が濡れて貼りついている。
寒さも少しはゆるんだような感じがする。

今日から金曜日まで、朝8時半から夕方5時までの、長いミーティングが続く。
一日目にして疲れてしまった。

夕食は、久しぶりのおでん。
練り物は、日本食材店で高いけれど購入したとのこと。
これで日本酒があれば申し分なかったけれど、そもそも今日は禁酒の日。
大根にも味が沁みて美味しいこと申し分なかった。
そういえば、こっちでおでんをしたのって、2,3回くらいかしら。

おでんを味わってから英語のクラスに行った。


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髪 - 2004年10月26日(火)

長くなったなぁ、と思っても、指で真っ直ぐに伸ばしてみても、まだ胸の先くらい。
朝、裸の背中に触れる感触は嬉しいけれど。
昔は量も多かったのに、今はとても少なくなってしまった。
だから、一番先の長いところは、ほんの少しの部分なのだ。
かつて、髪が多くて、しかも癖毛で、ぶわぶわと広がるのが嫌で、それと暑くて夏が越せなかったけど、あの時期にこんなに長く出来ていたら、もっといい感じだっただろうな。

シャンプーの抜け毛が少しましになったと思ってたのに、今日は、また多かった。
うーん、困ったもんだ。
髪がなかったら、わたし、どうやって自分の女の子に応えられるんだろう。

12月に日本に一時帰国したら、また全体に髪を染めて、少しカットしてもらおう。

髪とは別に、いまだにピアスをしようか悩んでる。

なんで女に生まれなかったんだろう。


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雨に戻る - 2004年10月25日(月)

今週の天気予報は、毎日雨。
今日も降ったり止んだり。
広いオフィスの部屋で、机のある窓側だけの灯りをつけて、なんだか暗くなるばかり。
とはいえ、窓側にスチームがあるし、少しでも外の明るさが入る。

宮尾登美子の「序の舞」という小説を読んでいる。
日本にいたら、きっと読んでいないと思うけれど、たまたま貰った本の中にあったので読み始めた。
京都弁や、時代の習俗がつっかえたけれど、いつかのめりこんでしまっていた。
主人公の気持ちに、はらはらしながらも、思いを重ね合わせたりする。


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秋晴れ - 2004年10月24日(日)

空は真っ青で明るい。
目は覚めていたものの、9時頃までベッドの上にいた。
いつものパターンの朝食を作って、奥さんと娘を起したけれど、娘はやってこない。
奥さんは、フランスのりんご園にりんごを採りに行きたいと言ったけれど、わたしは今日は脱毛をしたいので渋った。
どちらにしても、再三声をかけて娘が朝食を食べ始めたのは、もう11時。
その間に、わたしはゴミ集めをしたり髭抜きをしていた。
食器洗いをして、娘がシャワーを浴びに行っている間に脱毛。
腋もなんだかかなり生えてきているので、ソイエであらかた抜いた後に、毛抜きで残りを丁寧に抜いてしまう。ソイエ中にちょっと血が出てしまった。
奥さんは、部屋が埃っぽいと掃除をしていた。

こんな感じで午後になってしまったので、昼食。
奥さんが、そうめんがいいというので、そうめんと昨夜の残り物の切干大根の煮物とぶどう。
ねぎがなかったので薬味は生姜だけになってしまった。

午後は散歩。
暖かくて、光りが眩しい。いかにも秋の良い天気。
遠くの丘が色づいて、ポプラも金色に光っている。
歩いていると汗ばんでしまった。

娘に、夕食の準備までに、栗饅頭の仕上げにかかるように言って、わたしは早めのシャワー。
夕食を作りにかかるまでの間、髪を乾かしながらの日記を書いたりしている。


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秋のお祭り - 2004年10月23日(土)

さすがに昨夜は深酒だったので、朝9時前に起きだす。
遅い朝食の後、家族でハルブストメッセ、秋のお祭りに出かける。
娘のシャワーが一時間を超えているので、結局お昼を回ってしまったけれど。

街中のあちこちの広場に出店や遊具がでていて、人出も多くて賑わっている。
お店をのぞいたりしながら歩く。
じゃがいもの切ったものをまとめて揚げたのを売っていて、甘い林檎ソースをつけて食べると美味しい。それからソーセージを買って食べて、昼食とした。

移動式なのに、フリーフォールみたいのや、絶叫系の遊具が多くて、きゃぁきゃぁ悲鳴が聞こえる。すごく恐そう。

この時期の最大のイベントという雰囲気だった。

街のお店を覗いたりして、夕方に帰宅。
お昼が遅かったので、あんまり食べたくないので、奥さんのリクエストで夕食はざる蕎麦を作った。
あとは、切干大根を人参、三度豆、マッシュルーム、厚揚げと煮て、厚焼き玉子。


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深夜帰宅 - 2004年10月22日(金)

日本人同士の飲み会は楽しかった。
わたしが半分女だと、かつて告白したことのある彼は、相変わらずだった。
歳のせいか、仕事のせいか疲れているようす。

彼にだったら抱かれてもいいかなぁ、と思いつつ。
そんなことはありえないと思う。

最初の店で、二人でビールを飲んで話をしていて、もう一人の日本人の同僚を待つ。
彼が来て、しばらくビールを飲んだ後にレストランに行く。

カバ(スペインのシャンパン)一本、ワインを二本飲み干す。
食べ物は、ジビエ。鹿、猪、など。

その後、男の場所、というかキャバレーに行った。
始めての経験。
お店の女性が話しかけてくるので、「わたし、自分は女だと思ってるから、男だと思わないでね」と、大胆にも言ってしまう。
彼女は、わたしの髪を撫ぜて、かわいいね、と言ってくれる。
営業用でも、嬉しい。

彼女たちの着ている、あんなの着たいと思った。


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トレーニングで忙しい - 2004年10月21日(木)

今日は朝から、.NETのC#のトレーニングコースを受けた。
マイクロソフトのアプリケーション開発ツールの一部なのだけれど。
ずっとオフコンで歴史的な開発ツールを主としてきた身にとっては、なかなか難しい。
こんな時に限って、メインの仕事のヘルプデスクには緊急メールが入ってくるし。
トレーニングが始まる前、休憩時間、お昼休み、また休憩時間、トレーニング終了後と、短い時間でメールやら調査やら、久しぶりに忙しかった。
おまけに、トレーニングの終わる予定の4時に、担当しているプロジェクトの関係のミーティングもあった。
まぁ、このくらい忙しいほうがいいのかもしれない。
会社を出たのはいつもより30分程遅くなっただけだったし。

明日もトレーニングの続き。
朝のドイツ語のレッスンは30分で途中退席しなくてはいけない。
緊急のメールがないように、と願う。
夕方は、日本からやって来ている同僚と飲み会。
楽しみ。


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今日も雨 - 2004年10月20日(水)

ざぁざぁと降るのではなくて、時折止んだりもするものの、日がな一日しとしと降っている。
太陽がでないので気温があがらなくて寒いのだった。
オフィスもスチームがはいっているので暖かくはなったけれど、お昼を食べに行くのが寒い。もうみんなコートを着ている。
オフィスの中では半袖シャツ一枚という人もいるのは不思議だけれど。

今日は英語の日。
雨の中出かけるのは嫌だけど、先週お休みしたしね。
もうすぐ軽く夕食を食べて出かけます。


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疲れ気味 - 2004年10月19日(火)

なんだか疲れている。
昨夜も飲み過ぎだったけど、夜になってもなんだかだるい。
娘は今日は学校に行って、奥さんと二人でお医者さんにも行った。
これで診察は終わりだけれど、娘はまだ下痢が治らない様子。
風邪がうつらないうちに、お酒はほどほどにして、早めに眠ろう。

今日はずっと雨。暗くて寒い。
髪を洗ったら、少し抜け毛がましになったような感じ。


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秋から冬へ - 2004年10月18日(月)

今日の夕方、もう街中の広場で、移動遊園地を建設中だった。
焼き栗の屋台も出始めて、秋から冬へと向う季節を感じさせてくれる。
お昼には突風が吹いて、突然の雨。
濡れた地面には木の葉や種が散らばっていた。
その後青い空が見えたのに、風は冷たいのだった。
夕方にも雨がぱらついた。
空は曇りがちで、暗い。

家では餃子を作っていた。
病み上がりでいきなり餃子なのか、と思ったけど、娘が食べたいと言ったらしい。
奥さんも、もう調子は悪くないらしい。
明日は娘も学校に行く予定。

今晩も、わたしが料理しないといけないかな、と覚悟はしていたけれど、大丈夫だった。


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秋の一日 - 2004年10月17日(日)

朝は8時前に目が覚めたけれど、ゆっくりと惰眠をむさぼる。
こういう時に裾が気になるな。捲くれあがってるし。
暑かったり、寒かったり。
目を閉じたままで、くるんくるん寝返りをうったり、裾を直したり。
丸まったり、伸びたり。

朝ご飯は自分の分を用意してから、奥さんと娘の分を用意する。
今だもって彼女たちは病人なのであった。

お昼前に散歩。
途中で雲行きが怪しくなってきて、雨が降り出した。
昼食は、またにゅうめんとした。

生ゴミをだしてしまいたかったので、昼食後に夕食の準備にかかってしまう。
白身のお魚を煮付けて、野菜をスープ煮にする。
病気になってから、奥さんも娘も野菜を食べないので、柔らかく煮た。
白菜、玉葱、人参、ジャガイモ、ブロッコリ。

夕方にも散歩。
雨がちのせいか、歩いている人も少ない。
とても寂しい秋の一日。


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病人のわがまま - 2004年10月16日(土)

あれは食べれないとか、何が食べたいとか、注文ばっかり。
病人だから仕方がないと、あきらめてはいるが。
自分の分だけ別に作るのもおっくうなので、適当な食事になってしまう。
朝は卵焼きが食べたいというので、先に作っていたオムレツとは別に作る。
お昼はお蕎麦。ねぎ以外は食べないというので、ねぎだけ入れる。
夕食は、まぐろのお刺身とお粥。自分用にソーセージと野菜を炒めた。
グレープフルーツを絞って娘に。おくさんにはオレンジを絞った。
自分用にもオレンジ。生ジュースは美味しい。

午前中は一人でフランスに買い物に行った。
食料品のついでにカーディガンを買った。替えにもう一着欲しかった。
とはいえ、また黒なので、今オフィスで着ているのと、あんまり変わり映えしない。
ついでに、かわいいキャミがあったので、つい買ってしまった。
アウターなのかインナーなのか、どっちともつかないけど、インナーとして着るしかないかな。胸元にレース♪


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医者 - 2004年10月15日(金)

昼前に娘から携帯に電話があった。
明日医者に連れていって欲しいとのこと。
そりゃぁ、いいけれど、今日の夕方でもいいんじゃないの、と早く帰ることにした。
ところが帰る間際になって、やっぱり行かなくていいという電話がかかってきた。
とはいえ、もう帰る気になっているし、後のことも同僚に頼んでしまっているので、予定通り帰ることにした。

帰ってみると、奥さんも相変わらずベッドにいるし、娘も同じ状態。
熱は出たり引いたりだけれど、下痢が酷い様子で、お粥しか食べる気がしないと言う。
では、医者に行こうと行ったのだけれど、娘はもう少し様子をみてからにする、などと言うし、奥さんもどうしようかなぁ、と煮え切らない。
娘が前にかかった近所の医者の受付の女性が恐いんだって。
埒があかないので、今日行くつもりがあるなら電話するからね、と確認して電話をした。
まず娘の小児科の医者に電話をして5時の予約ができた。次いで奥さんのために電話をしようとしたら同じ番号。住所も一緒で医者の名前が違う。
電話をしたら結局同じ受け付けの女性だった。
うまく同じ5時からの予約がとれた。

で、二人を医者に連れていって、診察を終えて薬を貰って帰ってきた。
ウィルスが消化器にはいってしまって下痢になってしまったとの診断。
1週間くらいは下痢が続くだろうとのこと。

娘がお粥には飽きたというので、夕食は、消化の良さそうな、にゅうめんにする。
野菜と鶏肉をいれたけれど、奥さんは食べれないと言って麺だけを食べていた。
娘は野菜も肉も食べた。
二人とも美味しかった様子。

この週末は天気も悪そうだし、わたしも家事と毛抜きでのんびりすごしましょう。
家の中だけだったら、ずっとワンピでいるのもいいな。


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シンプルな食事 - 2004年10月14日(木)

午後に家に電話をいれてみたら、やっぱり娘は学校をお休み。
奥さんも、まだ具合が良くない様子。
グレープフルーツとオレンジが欲しいというので買って帰る。
自分用にソーセージも。

今晩も、奥さんと娘はおかゆとトマト、果物。
わたしだけご飯を炊いて、ソーセージと茹で野菜を食べた。
残ったご飯はお粥にリメイクされるでしょう。
なんだか去年の春に一人で過ごした一ヶ月のように、必要なものだけを摂るってって感じですね。
洗い物だけは、その時よりちょっと多いけど。

スペインが暖かかった余波で、まだタンクドレスで頑張っているけれど、ちょっと下半身が寒い。
去年末に日本のユニクロで買ってきたタップパンツを重ね穿きをしてみたら、なかなか暖かい。
部屋の中は窓を開け放ってなければ暖かいので、冬でもワンピ一枚で過ごせる。
シャンプーの後などは暑いくらいなので、あまり厚手のパジャマは必要がない。
とはいえ、ワンピの場合は裾が開いているので、寒い時の用意にサブリナパンツも買っているのであった。
そこまでして、って思うかな?(笑)


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英語クラスはお休み - 2004年10月13日(水)

水曜日は英語のクラスの日なのだけれど、一旦会社から帰って来たら、奥さんは寝こんでいる。
娘が39度を超える熱をだして、医者にかかってきてから、奥さんも寒気がし始めたらしい。
娘も当然寝こんでいる。
英語のクラスはお休みにすることにした。
で、夕食はお粥と冷奴がいいというので、二人用に用意をする。
あとは、わかめときゅうりの酢のもの、トマトと林檎を切る。
自分の分は、ブロッコリ、人参、いんげんを茹でて、冷凍のフリカデラ(ハンバーグのようなもの)とフリーズドライの豚汁にした(賞味期限切れてるし)。
娘には、グレープフルーツ一個を絞ったジュースを、もう一品。

後片付けをしても、いつもの水曜日よりも時間に余裕がある。
本来は禁酒の日なのだけれど、特別に許すことにした(笑)

さて、明日は学校の休み開けだけれど、娘は大丈夫かしら。
昨日やった宿題をプリントアウトしようとしたらPCがフリーズしたと言って、まだ熱があるのにやり直しをしている。


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髪 - 2004年10月12日(火)

秋の抜け毛の季節(?)が、まだ続いているのかよく抜けること。
シャンプー、ブラッシングの度に不安になってしまう。
シャンプーが合わないのか、水が合わないのか、どっちも合わないのかもしれない。
以前から仕方なく使っていた買い置きの安物のシャンプーを使いきったので、今日からは、シャンプー、リンス、コンディショナー、週に一回程度使う集中ケアコンディショナーが同じブランドに統一された。
こっちの大手スーパーのミグロスのブランドなんだけど、使い心地は、なかなか気に入っている。
切らしてしまっていて手に入れることができなかったヘアクリームは、先日出張で訪れた日本の会社の人に頼んで買ってきてもらった。
これで抜け毛対策と毛先のぱさつき対策になればいいんだけど。

手触りは柔らかいんだけど、括ると毛先が広がっちゃうんだよね。
ヘアクリームを買ってきてくれた会社の女性と会って飲んでいたとき、「伸びたねぇ、触ってもいい?」と触られてしまった(笑)

髪はわたしにとっては女性であることの象徴だから、とても大切なのです。
サムソンのように、切られちゃったら力がなくなってしまうかもね。


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無事に帰ってきました - 2004年10月11日(月)

すんなりとはいかなかったけれど無事に旅行から帰ってきました。
さっき、毎日の出来事を過去の日記に日付順にアップしました。
写真は、また整理してからアップしようと思います。

今日は一日多く休みをとって休息。
剃っていた髭を最終日の前夜からそのままにしていたので、今朝はすごい状態になっていて、一気に抜いてしまった。でも、まだちょっと気持ち悪い。
日記をまとめて書いていたら腕がだるくなってしまった。
明日から、また普段の生活になる。
休みの最後は、やっぱり寂しい。


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スペイン 最終日 ベナルマデナ−ミハス−マラガ−帰途 - 2004年10月10日(日)

海岸から近くに白い街のミハスがあるので、朝からそこに行くことにした。
30分程で、その町に到着。ここは、観光バスも来ていて比較的大きな白い街のようだ。
それでも、小道にはいると白い壁の美しい街角を見ることができた。
さて、ここでまた問題に気付いた。
昨夜ホテルに預けたパスポートをチェックアウトの時に返してもらっていなかった。
ホテルに確認の電話をしてから、マラガに行く途中で、もう一度ベナルマデナに寄り道をするはめになってしまった。

無事にパスポートを受けとって、マラガに向う。
昨夜地図で調べた様子では、比較的簡単に大聖堂近くまで辿りつけそう。
と、思っていたのは甘かった。
軽く道に迷った後、比較的早くに目的地を発見したものの近くにパーキンクが見つからない。
地下駐車場の表示を見つけて辿りつこうとしても、やはり一方通行に阻まれて、ぐるぐる回ること数十分、やっと辿りつくことができた。
大聖堂は日曜日の午前中なので通常のミサの真っ最中。
それでも、観光客は中を見学している。カメラのフラッシュをたくような観光客もいて、これはあまりにもお行儀が悪いと思った。
生で聞くパイプオルガンの音はさすがに美しかった。
その後、ここにもあるアルカサバを見学。
この地方は、どこに行っても歴史的なイスラム世界との繋がりを感じさせる。
この地で最後の昼食は、エビのグリル。塩焼きのエビにレモンをかけただけで充分美味しかった。

空港へは道路表示もあったので、それを辿れば簡単に行けると出発。
ところが、あるときから表示が出てこなくなって、明らかに行き過ぎてしまっている。
わたしも奥さんも、注意して見ていたのに気付かなかった。
この時に、もう2時30分で、返却は3時半。それを少し早めに行かないといけないので、本当は2時半に到着予定だった。
焦りはじめる。
ガソリンスタンドで、訊いてみたら逆方向に進めが表示がでてくる、とのこと。
早速引き返すと、やっと表示がでてきた。
なんとか3時前には到着して、返却、事故書類を作成、といっても状況を書類に書いただけで終わった。
ここで、保険が全部カバーしているので、手続きは終わりですと言われて、やっと安心できた。

最後のエピソード。
奥さんが持っていたビニール袋(水、ポテトチップス、りんご)を、マラガの空港の何処かに忘れてしまった。
手荷物検査の所で置いて来たようなのだけれど、結局みつからなかった。
それから、ここの出国検査は最後の最後に搭乗ゲートに行く直前だった。
出国してから、搭乗までにビールと軽食など買おうと思っていたら、お店がない。
出国検査官に奥さんがもう一回外に出てもいいかと訊くと、しょうがないなぁ、ホントはダメなんだけどね、という表情で出してくれた。


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スペイン 第四日目 ロンダ−カサレス−ジブラルタル(未遂)−ベナルマデナ - 2004年10月09日(土)

今日は、午後まで昨日行けなかったロンダの町中を見学して、午後にカサレスに向った。
高速を降りてカサレスに向う田舎道を走り始めたとたんに、目の前に風力発電の白い巨大な風車が現れた。
丘の上に何基も連なるそれは、ナウシカの風の谷を思わせた。
しばらく走ると崖の上に並ぶ町並みが見えてきた。
町中を途中まで上がってみたものの、やっぱり細い道が続いている。来た道の途中にパーキングの表示があったので、そこまで戻ることにした。
そこで事故が起きてしまった。
パーキングへの道は、狭い曲がり角から急な坂が下りている。
曲がる角度が悪くて、真っ直ぐ進めなくなってしまった。しかもバックをするにも坂道なので、微妙なスピードコントロールができない。外の車もやってくる。
結局バックに失敗して左後部ドアを壁の角にぶつけてへこませてしまった。
ともかく駐車場に停めて、町の見物に出かけたものの、なんとも気になってしかたがない。
余程わたしがしょんぼりしていたのか、このときは奥さんもなにかと労わってくれる。
お昼を食べるときに、レンタカー会社に電話をして事故の報告をした。
走行には一切問題がないので、明日返却のときに事故報告書を作るので、少し早めに来て欲しいとのこと。
保険について訊いてみたら、全部カバーしているとのこと。ちょっと安心。

さて、もう4時を過ぎていたので、ホテルに向いたかったのだけれど、奥さんは対岸にアフリカが見えるというタリファかジブラルタルに行きたいという。
とりあえず近い方のジブラルタルに向った。
ところがジブラルタルはイギリス領なので国境がある。そこで酷い渋滞になっていて、ほとんど車が進まない。これなら最初からタリファへ行ったほうが早かった。
諦めて引き返し、アルヘシラスという港町の先の燈台に行ってみる。
そこからはジブラルタルが対岸に見ることができた。

そこから今日のホテルのあるコスタ・デル・ソルのベナルマデナというビーチに向った。
海岸のリゾートなので簡単にホテルが見つかるだろうと思っていたら、これは間違いだった。
ベナルマデナという看板が見えたので注意しながら進むものの、全くホテルが見つからない。そのうちになんだか違う名前の表示になってしまった。
見落としたのかもと思い引き返しながら、途中で電話をしてみるのに、誰もでない。
何人かに聞いても、誰も知らないという。
途方に暮れながら訊ねたところで、ここはベナルマデナの端っこで、中心はもっと先だという。
そこで、進んで行くと繁華街のような所にでて、ホテルの表示も出てきて、やっとのことで辿りつくことができた。
そこは、観光バスで団体客がやってくるリゾート地で、ホテルもごった返していた。
これまで静かなところばかりだったので、これには興ざめしてしまった。
まぁ、今回の旅行で一番安いホテルなので仕方がないんだろうけれど、最初のグラナダのホテルとは30ユーロほどの差だと思うと、ちょっと面白くない。

夕食に出ても、イギリス風というかアメリカ風というか、風情がない店ばっかり。
一軒スペインのメニューがあるところで、いわしを食べた。
グリルしただけのいわしにレモンを絞って食べるだけ。これは美味しかった。


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スペイン 第三日目 カルモナ−セビーリャ−アルコス・デ・ラ・フロンテーラ−ロンダ - 2004年10月08日(金)

午前中にセビーリャの大聖堂を見ようと出発した。
カルモナからセビーリャまでは近いので程なく到着。ところがやっぱり大聖堂に辿りつくまでに、市内を2時間ほどさまよってしまった。スペインの町は本当にわからない。
さすがに大観光地だけあって、観光バスでやってきた観光客で賑わっていた。
大聖堂は、ここもイスラム教寺院をカトリック寺院に改造したもので、高い天井、巨大な柱、装飾的な祭壇などに圧倒される。
四角い塔、ヒラルダの塔からは市内を一望できた。

次ぎに「白い街」で知られるアルコス・デ・ラ・フロンテーラに向った。
高速から国道に出ると、しばらくして渋滞。先頭を巨大な建造物を積んだトレーラーがのろのろ走っている。
建造物は幅も広いので、たまに路肩表示のポールに当っているのがおかしい。
しばらくするうちに後続車は、順番にそれを抜かして行った。
目的の町は、国道から逸れて丘を登っていったところにある。
これが、とんでもなく細い道で、前方に石造りの門が現れた時には、車で通れるのかしら、といぶかんでしまった。
近くにいたおじさんに訊くと、通れるという。後ろからは車も来ている。サイドミラーを倒して、そろそろと通りぬけた。
その先には広場があって、車がたくさん停めてある。駐車場所を探して一回りしてもみつからない。どうしようかと思っていたら、係員らしいおじさんが、一台でるからここに入れろと誘導してくれた。
ところが、これがとんでもない場所で、切り返しをしながら入れたら、左端は段差のちょうど端にようやく乗っかっている状態。
帰りにバックに失敗したら、そのまま落っこちて、下の車に横倒しにぶつかってしまいそうだ。
とりあえず、帰りには、また誘導してもらおうと、すぐ近くのパラドール(国営ホテル)で昼食にすることにした。もう2時をまわっている。
パラドールは、ちょうど岩壁に建っていて、カフェテリアの大きな窓からの景色は素晴らしかった。
風が強く、岩壁に巣があるのか、鳥たちが風に飛ばされるようにして飛んでいた。
白い壁の並ぶ狭い町並みをしばらく散策した。
さて帰るだんになったら、もう係りのおじさんがいない。
奥さんの誘導でなんとか車を出そうと四苦八苦していたら、通り掛かりのおじさんが新設にも誘導してくれて、なんとか出ることができた。ハンドルの方向など細かく指示してくれて助かった。

今日の宿泊地はロンダという、やはり丘の上の「白い街」(この辺は、どこもかしこも白い街だけど)。
ここでは、パラドールが予約できた。
さて、表示どうりに進んでも、とちゅうからまた指示がなくなった。ちょうど道端に立っていたおまわりさんらしい制服の人に訊いたら、まさにパラドールの前だった。
部屋はさすがに広くて豪華、ベランダからはこの町の史跡である石造りの橋が見えた。
夕食まで町を散歩して、帰りがけに古そうな建物のレストランに入った。
実は、今日は奥さんの誕生日。
ビールではなくてカバというスペインのシャンパンで乾杯して、「お誕生日おめでとう」と言ったら、思いも掛けなかったのだろう、驚いていた。
今日もアンダルシア地方の料理を堪能して帰途に着いたときには小雨。
奥さんは、フラメンコを見たいという。ホテルで訊くと、ちょうどやっているところがあるという。
既に開演から10分程たっていたものの、今来た道を戻って会場に辿りついた。
もともと博物館であるワインケラーのなかで、フラメンコはやっていた。
10組にも満たない観客の、ゆったりした雰囲気と、歴史を感じさせる空気のなかでのショーは素晴らしかった。
いいホテルと、美味しい食事と、素敵なショーで、いいお誕生日になったかしら。


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スペイン 第二日目 グラナダ−コルドバ−カルモナ - 2004年10月07日(木)

ホテル近くで軽い朝食をとってから、アルバイシン地区にバスで向う。
昨日、アルハンブラ宮殿から見えていた白い壁の町は、細い道が入り組んだ丘になっている。
小型のバスがようやく通れるような道を丘の上まで登っていった。
噴水や花や植物で飾られた美しい中庭や、壁を彩る陶器のお皿などを見ながら、しばらく散策した。
市内を眼下に見る広場では、ギターを弾いている若者や、カスタネットを売っているおばさん、みやげ物を売る露天などが見られた。
12時前にホテルに戻ってチェックアウト、コルドバに向った。
再び荒涼とした風景の中を走る。なだらかの丘の重なりに、背の低いオリーブの木が延々と続いている。
乾燥して埃っぽいような雰囲気がする(実際に埃っぽい)。
コルドバでは、やはり道がわからない。市内を延々と走りつづけるうちに、ようやく建物を発見。
ところが、駐車場を探しているうちに、いつか、また道がわからなくなってしまった。
見当をつけて車を停めて歩くことにした。既に市内を2時間もさまよっていた。
道を訊ねて、じりじりするような陽射しの中を20分程歩いて、ようやく目指すメスキータに辿りついた。
巨大なイスラム寺院の中が、カトリック寺院に改装されていて、独特な不思議な雰囲気がある。
高い天井を何本もの柱が支え、中は空気がひんやりと冷たかった。

今日の宿泊地のカルモナまでは、そう遠くはなかった。
今回はすんなりとホテルに到着。とはいえ、一瞬道がわからなくなり、位置を確かめようと見た建物がホテルだった。
気付かなかったら、まらさまよっていたかもしれない。

レストランは8時からオープンなので、しばらく町の中を散歩をした。
小さいながらも歴史的な町で、城壁などが残っていた。
ホテルも、昔の領主の館であった歴史的な建物で、ベランダからは、相変わらずの乾いた丘のつらなりが見えた。


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スペイン 初日 空港−グラナダ - 2004年10月06日(水)

朝はいつもよりゆっくり起きて朝食、ゴミをだしてから出発(去年の夏にゴミをそのままにして旅行に行ったら蛆が湧いていた)。
電車でチューリッヒ空港まで移動してチェックインをする。
飛行機は混雑しているとのことで、少し遅れて出発し、到着も10分程遅くなった。
荷物は預けていなかったものの、座席が後ろのほうで、なかなか降りることができず、レンタカーの窓口も混雑していて、空港をレンタカーで出る予定をかなりオーバーしてしまった。
この日はグラナダのアルハンブラ宮殿のチケットの予約をしていて、王宮を見学する時間が6時半から7時と決まっていた。
この時間に遅れると見学することができないのだった。
レンタカーの燃料は半分に近い状態だったので、途中で一回給油をして方角を確認した。
高速を走っていると、緑が少なくて赤土の丘が続く荒涼とした風景の間に白い壁の家々の連なる町が見える。
スイスや近くのドイツ、フランスとは違った風景。
アルハンブラへの高速の降り口からは案内表示がでてきて、不安ながらも6時過ぎには駐車場に入れることができた。
さて、それからが問題で、6時半に間に合うように王宮にまず向ったものの、それらしき物がない。
係りの人に訊くと、それは反対側だという。この時点で、もう6時20分を回っている。反対側には今来た道を一旦戻ってから行かないといけない。走って、なんとか30分過ぎに入ることができた。
王宮を巡り、アルカサバという石造りの要塞を見学。これまで行ったヨーロッパの宮殿とは違った趣がある。
最初に間違えて行ってしまったヘネラリフェという庭園をゆっくり見ることができなかったので、最後に引き返して見学をした。
その道中のあちらこちらから、グラナダの市内や、アルバイシンというアラブ地区の建物が美しい。

7時半も回ってからホテルへ向う。
今度は道が全然わからない。ホテルは市内中心部のカテドラルの近くなので、中心部に向うものの一体自分がどこを走っているのか見当もつかない。
インターネットで印刷したホテルへの案内は、高速の出口からなので、一旦高速に戻ることにした。
案内通りの出口で降りてしばらく走ると、案内表示がでてきた。一安心して辿るものの、どうも道を間違えたらしい。というのは、いくつか同じ方向を示すホテル表示のなかで、わたしたちの行くホテルへの表示は手前を差していたからだった。
もとに戻ろうとするも一方通行に阻まれて、いつかもとの高速に戻って行ってしまった。
途中でホテルに電話をしたり、道で訊ねたりしながら、ようやく到着したのは、もう9時半を過ぎてしまっていた。
なんのことはない、そこは一旦前を通り過ぎてしまったところだった。
後で確認してみると、印刷した案内図は実際と違っていて(多分一方通行の規制が変わってしまったのだろう)、そのために目の前を通り過ぎながら、そこにあるとは思わなかったのだった。

それでも、詩人のロルカが最後の数日を過ごしたという屋敷である、そのホテルの雰囲気は素敵だった。
夕食を10時過ぎからホテルのレストランでとり、それから、しばらく夜の市内を歩く。
カテドラルの前の広場で若者がたむろしていた。


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スペイン旅行前夜 - 2004年10月05日(火)

早めに帰宅して、明日からのスペイン旅行の準備をする。
途中の街中の温度計で、夕方の気温は、なんと27度を示していた。
天気予報では20度が最高だったのに。
スペインの今の最高気温と同じだ。
明日から週末にかけて、ここえは天気は悪く、気温も9度から16度の予報。
スペインは最低気温が17度を越えているから、夏のようだね。
天気予報もずっとお天気が続いているようなので、短かった夏をもう一度味わってこよう。

とはいえ、帰宅したら娘は自転車でフランスの日本人家族の家まで行ったので、奥さんは車で迎えに行ってしまった。洗濯もなんだか続いている。
結局8時を過ぎても夕食の仕度も始まらない。
わたし自身、旅行の仕度とか、シャワーやいつもの身支度で、夕食を作る気分にはなれなかった。

こんなんで、明日から旅行を楽しめるのかしら。
楽しまなくちゃいけないよね、せっかくの旅行なんだから。

明日から日曜日まで、日記の更新、掲示板のレスはお休みです。
また、旅行記をアップしましょう。


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連絡がない - 2004年10月04日(月)

昼間のうちから、今晩の帰りの予定を訊こうと、奥さんの携帯に電話を掛けているのだけれど、全然繋がらない。娘の方に掛けたけど、こっちも一緒。
昨夜はCDを聞きながら眠りこんでしまって、気付いたのが深夜1時過ぎだったので、昨夜に連絡があったのかどうかもわからない。
もう7時を過ぎているのに、何の連絡もない。
同行の奥さんの友人の奥さんの携帯に掛けてみたけど、こっちも留守番になってしまう。
こうなると、何か事故にでもあったのかと心配になってくる。
うちの奥さんは以前から、余りまめに連絡をくれないのだけれど、今回はちょっと連絡なさ過ぎだな。
夕食、どうするんだろう。
7時半になったら、また電話をトライしてみよう。

9時頃奥さん帰宅。
わたしは、じたばたしていただけだった。
途中、無理矢理に口にしたパンと、ひたすら飲んでいたワイン。

なんだ、わたしのしていたことは、なんだったんだ。
ばかみたい。
ばかなのね。

涙がかわいたら、腹が立ってきた。


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家に一人 - 2004年10月03日(日)

奥さんと娘は今朝からイタリアへ旅行にでかけた。
いつもの麻雀仲間の家族の旦那さんが日本へ出張に出かけているし、子供の学校も秋休みになったので、そこの奥さんからのお誘いとのこと。
朝、待ち合わせ場所の高速のパーキングで降ろして、先方の車で出かけていった。

さて、家に戻っても静まりかえっていて、なんだか寂しい感じ。
脱毛をしたり、ゴミを片付けたり、午前中には散歩にも行った。
だけど昼食を作る気にもならなかったので、昨日の残りもののアップルパイで済ませてしまった。
せっかく一人なので、スカートを履いて、口紅も引いてみた。
だけどなんだか興が乗らない。
夕食の献立も考えるのが億劫だから、なにか簡単なもので済ませてしまおう。


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台所 - 2004年10月02日(土)

朝せっかく目覚めたのに、ベッドの中でまどろんでいたら10時になってしまっていた。
とはいえ、家族全員起きていないので朝食を用意して、みんなを起す。
娘は、来月の友人に誕生日に作るケーキの練習で、今日は材料を買いに行くことになっている。
結局12時を過ぎてから買い物に出かけた。

夕方は、娘は、またアップルパイを作る。
今回は、そもそもシナモンを入れ忘れているし、焼き加減もよくない。
隣人のスリランカ人の同僚の家に持って行こうと言っていたけれど、出来がよくないので取りやめになった。
夕食後、娘は、紅茶ケーキを作り始めている。
台所で、洗い物をしているわたしと、ケーキを作っている娘と、アップパイの手直しをしている奥さんと、家族全員が働いている。

台所にいるのは好きだ。
オフィスにいるよりも、こっちの方がいい。


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胡桃割り - 2004年10月01日(金)

夕食後、奥さんが胡桃割りを買ってきたから、採って来た胡桃を割りなさいと娘に言っていた。
娘が割り始めて暫くしてから、手伝いをする。
殻を割って中身だけをボールに放りこんでゆく。
いつの間にか娘は割るばっかりで、わたしが中身を取り出す係りになってしまった。
娘は「胡桃を割るってストレス解消になるね」と言うので、
わたし「中身を取り出すのはストレスが溜まる」。
胡桃の身って脳みそみたい。そう思うと、殻を割る音が無気味に聞こえる。
ワンピを着ていたので、あぐらもかけないし、立膝もできない。
小一時間座ったままの作業で、少々汗すらかいてしまった。
奥さんは、わたしたちを尻目に、一人で何かをポリポリ食べていた。